Androidゲーム「カラーフラックス」のオープンテストをGoogle Playに登録申請しました。
今回は内部テストとクローズドテストを行わずに一発目からオープンテストです。

オープンテストの申請

オープンテストの申請というのは、現時点ではまだグーグル側の審査中でして審査が通ってからの公開となります。

今回、内部テストとクローズテストを行わなかった理由は単純に「テスターが集まらないから」です。
募集するのはSNSなどを使えば行けるのですが、Googleアカウントの開示が必須となるため知り合いでもない限りハードルが高く、テスターが集まることは期待できません。
ですので、これの使い所としては開発時のGoogle Playインストール確認用程度でしょうか。。

テストプレイ実績がまだ全然なので、ゲームバランスやルールなどの調整が今後入る可能性があります。
1プレイ全120ステージですが、未だにクリアしたことがありません。。
プレイ時間が長くなる=モチベーションが削がれるのであればステージ数を調整するかもしれません。

(追記)
今回、Google Playのインストール方式の変更(.apkから.aab)による、開発では起きないGoogle Play経由だけのインストールエラー問題があったことで、オープンリリース数の増加を防ぐために内部テストを多用することになりました。クローズドテストは必要ないにしても内部テストは必要ですね。。


カラーフラックスとは

「色の混色を楽しむ」をコンセプトに作られたゲームとなっています。
光・色料・顔料の混色をベースとした色彩理論シミュレーターシューティング?です。
トップメニューの構成が「マルチタッチ確認ツール」と同じなのはシステムをそのまま引き継いでいるからです。。



画面の上から降ってくる色彩ブロックに対して同じ色を混色することで、次のステージへ進めるといった混色のしくみさえ理解していれば簡単に進められるゲーム?となっています。

シューティングと謳っていますが、反射神経は必要なく、テトリスのような落ちゲー風でパズル要素もなくポチポチ色を混ぜていくゲームとなっています。



3つの混色モード

ゲーム開始時に選択する混色モードは3つあり、これらの混色のしくみを利用することでステージを進めていくことになります。

  1. 光の混色・・・加法混色RGB
  2. 色材の混色・・・減法混色CMY
  3. 顔料の混色・・・減法混色RYB


光の混色


RGB(赤・緑・青)の光を原色とした加法混色のモードです。色付きスポットライトなどで色光を照射して床面などで混ざるようなイメージです。すべての色を混ぜると白となります。明度や淡色に強く色材の混色とは正反対の混色となります。
初期時に利用できるパレットは、黒、赤、緑、青、灰、白です。


色材の混色


CMY(シアン・マゼンタ・イエロー)の色料系を原色とした減法混色のモードです。インクジェットプリンターの染料インクによるドット混色がこれに近いと思います。すべての色を混ぜると黒(灰色)になります。暗度や彩度に強く光の混色とは正反対の混色となります。
初期時に利用できるパレットは、白、水色(シアン)、紫(マゼンタ)、黄色(イエロー)、灰、黒です。


顔料の混色


RYB(赤・黄・青)の顔料系を原色とした減法混色のモード。これは学校の図工や美術の授業で用いる不透明水彩絵具(グアッシュ)を混色しているイメージです。すべての色を混ぜると灰色(黒)になります。色材の混色に近いですが濁色や中間色に強いです。
初期時に利用できるパレットは、白、赤、黄色、青、灰、黒です。


実際の混色との違い


色彩理論の混色ロジックはゲーム性を上げるために本来の混色とは異なる色合いになることがあり、特に明度や彩度は実際の光・色材・顔料の混色とは異なります。

例えば光の混色の場合、加法混色することで白くなることしか出来ないため暗くするという行為は光を使わないことになりますが、それだと暗い色が作れずゲームとして成り立たなくなるので、影(黒系)を混色することが出来ます。

顔料の混色についても、減法混色することで暗く濁ってくるのが普通ですが、それだと彩度の高い色が作れなくなるので、ゲームとして暗い原色系でも彩度が上がるようにプログラミングされています。


プレイ方法


各モードで準備された6色を利用して色彩ブロックに対応する混色を行っていきます。12色までストックできるパレットをタップすることで混色を行います。

混色が進むことで色彩ブロックの落下は鈍化します。パレットの上部の自機のラインをタップすることで落下を倍速化することも出来ます。



混色が成功することで色彩ブロックの色を取得することが出来ます。取得した色はメニューから「色カタログ」にて確認することが出来ます。

混色成功時のスコアポイントは落下位置が低い場合にはボーナスポイントが付きます。



またスコアポイントを消費することで色の補充(ADD BUY)や現在の混色の購入(MIX BUY)が出来ます。

12色のパレットで不要な色がある場合には売却(SELL)することも出来ます。

混色できずに色彩ブロックが下に到達した場合にはスコアポイントが減点されて、マイナスになった時点でゲーム終了となります。



ステージはチュートリアル10+固定ステージ110の120ステージ構成です。マップIDを変更させることで固定ステージの色彩ブロック順序が変化します。


ランキング表示


プレイしたデータは上位から10データのみ記録されます。
データはステージクリア数、ステージ失敗数、プレイ時間、混色モード、マップIDとなっています。
ゲーム的にスコアポイントは、全ステージクリアしない限り必ずマイナスポイントとなるため表示していません。
ランクングをタップすることで、そのランキングにあるモードとマップIDを使用してゲームが開始されます。



色カタログ機能


プレイ中に混色成功した色彩ブロックは色カタログに登録されます。
メニューから色カタログを表示することで取得した色を見ることが出来ます。
現状ではデータ順のみの表示となっております。
現在までの登録色数は460色です(CGA、HTML、CSS、JISなど)重複する色もあるので色順序等、今後調整が入るかもしれません。



オプション設定


オプション設定は、特にゲーム性や難易度を変更するものもなく3項目のみとなっています。

  • 音楽(BGM)と効果音(SE)のオンとオフ
  • ゲームプレイごとのマップIDを自動でランダム設定する
  • ランキングと色カタログのデータリセット



問題点など


現時点で不具合はすべて修正しているはずですが、問題点があればGoogle Play やこちらの方で連絡いただければ対策を検討します。

致命的な内容でなければ、不具合リストとしてストックさせて頂きます(バージョンを頻繁にあげられない開発環境のため)

以下については、不具合というか技術不足なこともありまして先人の知恵をググりながら模索中です。

(追加)リリースにて以下リスト修正しました。

  • 画面サイズを高PPIの端末サイズにするとフレーム数を維持できない。現状はFHDサイズの半分(540x960)でやっと60FPSをキープできる感じ。FHDだと10FPSから30FPSまで落ちてしまうので、ゲームがもっさりしてしまう。(対策済み)
  • 画面は縦構成で固定。回転は未対応なのでタブレット端末は横画面に縦画面が表示されるかも。(問題なし)
  • 12色パレットのサイズが指で触るには小さいかも(色々なスマホで確認していないのでUIが検討不足)押しにくければ10色パレットに減らすかも
  • 稀に広告表示が画面上部に表示されるかもしれない(未検証)(対策済み)
  • 画面サイズが9:16比率でない場合にスクリーンバッファが上下にゴミのように表示される(未検証)まあ比率を無視して全画面拡大することも可能ですが。。(対策済み)
  • 端末の戻るボタンの応答が悪い、または二重押しになる時がある。(対策済み)
  • 画面最下部のソフトウェアボタン(戻る・ホーム・タスク)とゲーム画面が重なることがある。(対策済み)


制作素材など


本アプリにはフリーライセンスの素材を利用しています。

SGVベクタ&アイコン素材サイト:SVG REPO

利用アイコンのライセンスはパブリックドメイン CC0 に準拠します。


Webフォントサイト:Google Fonts

本アプリには Dela Gothic One を使用しております。

上記フォントのライセンスは SIL Open Font License に準拠します。


Google 機械学習プロジェクト:Google Magenta

本アプリにはAI音楽生成デモアプリの生成データが利用されております。

利用アプリのライセンスは MIT License に準拠します。


このゲームの利用による広告表示の収益は、enoanoartsの開発費や運営費に利用されます。




作成日:2022/01/11
更新日: